成婚したいなら婚活女性の仕事と気持ちに全力で寄り添うべし
彼女は教育界の公務員でした。
コロナウィルスという今までにない脅威に振り回される教育界は、子供たちの感染リスクをゼロにするために前例のない体制変換を強いられていました。
彼女にのしかかるプレッシャーも例外ではなかった。
その気持ちに寄り添えていなかったんだと、別れてから腑に落ちたのです。
その予兆を感じさせたのはある日のドライブデートのこと。
スカッとした青空はドライブ日和にうってつけでしたが、世間は不要不急の外出を許すまじと殺伐としていて、自粛ポリスもSNSと近所を徘徊/チェックしていました。
ドライブデートに誘ったのは私です、なぜなら直接会いたかったから。
子供たちの教育 そして命を預かる教員の立場としては、外出自粛中なのにデートしていることが生徒や関係者にバレてしまったらどうしよう…という恐怖・不安があったのだと、今更ながらに思い返します。
そのような葛藤を以前から抱えていたにも関わらず、彼女は寄り添ってくれ、いつも付き合ってくれました。
コロナ禍の価値観 婚活男女の価値観
テイクアウト対応のお店に入り、軽食を買ってどこか空気のおいしい落ち着ける場所で食べようということでベンチに腰掛けながら仕事の話などをしました。
彼女が仕事先で奮闘している様子を聞いたあと、私自身のコロナウィルスに対する価値観を話しました。
けっして説教するつもりはなく、あくまで、私自身の意見の一つとして話したつもりだったのです。
それ以前のドライブデートの時も、コロナウィルスに関する下記3つの価値観は伝えていたんですね。
●高齢者や基礎疾患の人が羅患しやすい 子供感染は神経質にならなくていい
●専門家や政府が言うことより、統計データの数値を根拠に対策に取り組むべき
ドライブデートの帰り道、あきらかに彼女の口数が減りました。
空気を読めないことで世間をざわつかせている私でも、その違和感はしっかりと記憶しています。
LINE(ライン)トークでわかる 心が離れた女性の返事
その後日からのラインのやりとりがあきらかによそよそしく、簡潔な返事ばかりになりました。
以前は可愛らしいスタンプで気持ちを表現してくれたり、こちらが冗談を言えば冗談で返してくれたのに、言葉から温度が伝わってこないんです。

そうですよねー

いや、そんなことないですよーー

すみません、今日もお疲れさまでしたー
このような当たり障りのない単調な返事ばかりになったら終わりのサインです(苦笑)
別れに向かって女性は心を切り替えているのですね。
一度離れてしまった女性の心は元には戻りません。例外もあるでしょうが、とくに女性側はスパッと切っちゃいますから。
身をもって痛感しましたよ(苦笑)
やり直したい婚活男性 終わらせて前を向きたい婚活女性
最期のデートはドライブを経ておしゃれカフェで食事して散歩してドライブして。
コロナウィルスによる外出自粛宣言も解除されて人々の熱気や日常がすこしずつ取り戻されていくさなかでした。
彼女は、この関係性は今日で終わらせたいと、私に気遣いながら伝えてきました。
理由は、コロナウィルスに対する私の価値観がどうしても納得できなくて、二人で過ごす未来像が描けなかったようです。そのサインも以前から送っていたんだけど、私が気づかなくて少しずつズレを感じていたとのこと。
そのような彼女の考えやサインを送っていたことに気づけず、外遊びに行こうとか対策すれば飲食店も大丈夫でしょ? と軽々しく誘っていた自分を恥じました。
そして、彼女にこう言いました。

そんな気持ちだったなんて、いま言葉にしてもらってやっとわかった。自分も鈍いところあるから気づけずに申し訳なかった。

でもこうやってお互い言葉にすることで分かり合えるはずだから、時間をかけてお互いを知っていきませんか?
答えはNOでした。
彼女の意思はすでに固く、お互いにとってこれから費やす時間が実りになるとは思えない、婚活がんばってくださいね と言われたんです。
テキストで短く表現するとこんな感じですが、現場の彼女は気遣いとやさしさを添えて私に伝えてくれました。
感性の鈍い私も、ああ、もうこれはダメなんだなとさすがに理解しましたよ。
最終章.それでも結婚相談所に通う40代未婚男性
いかがでしたか?
現在婚活中の40代男性も、結婚相談所を利用しようか迷っている男性も、この実体験エッセイを読んで何を感じたでしょうか。
今回のリアルガチ実体験を踏まえて、次の婚活に活かすべきポイントを自分なりにまとめると以下のようになりますね。
まぁ、一言でいうと、女心がわかっていなかった 人生経験が足りない それに尽きます。
そんなことを教えてくれた元・彼女にリスペクトを払いつつ、前を向いて絶賛婚活中の40代未婚おじさんは、人生を楽しく過ごすためのパートナーを求めていまも奮闘中ですよ。
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