前記事では、不妊の原因は男性も大きく関わっていることと、子供を望むならアラフォー男性にもブライダルチェックが重要であることをお伝えしました。
この記事執筆時点で仮交際すらもたどり着けていない私が、早々にブライダルチェックを決めた理由と思考は以下です。
●クリアしていなければ子供をもたない生き方も考えなければならない
●ブライダルチェック検査内容の確認と検査終了後の感情の変化
【泌尿器科で実体験した】ブライダルチェックのすすめ方
「男性不妊+都道府県」のキーワード検索でヒットした泌尿器科クリニックの公式サイトをチェックしたあと、電話にて事前予約を行いました。
2日以上禁欲したことがない私には千日回峰行ばりの荒行でした…
受付窓口でかんたんな問診票を記入して15分後、下記画像のリクライニングルームに案内されました。
さすがに自慰部屋とは表記しないんですね。。。

ここが禁欲解放ルーム!!(ちがうけど合ってる)
大人一人がやっとのリクライニングルーム内で、女性看護師によるブライダルチェックの流れを説明してもらいました。
看護師が含み笑いを浮かべながら精液採取方法を説明していたのが気になりましたが(苦笑)。
むしろ、感情ゼロで淡々としゃべってもらった方が、男性は気が楽なんですけど。

このカップ内に精液を採取します
こんな小さなカップに◯◯が収まるのかなーと心配しましたが、心配ご無用でした。
一昔前に流行った個室ビデオみたいなレイアウトです。
女性看護師がはにかみながらテーブル下の収納ケースを指さして「よければ使ってください」と言われたのが印象的でした。
ええ、もちろん使わせていただきますが私好みの商品なのか厳正なる品質チェックをさせて頂きますぞ。

よばれて飛び出て……

ジャジャジャジャーン!(自主規制)
目ん玉血走らせて好みの素材あるかなーと探しましたが、、無し。
しかたなくこちらをチョイス。
。。。うーん、妄想でよかったかも。。。
クリニック営業終了時間を横目に見ながら余裕で精液採取完了しました。
採取から30分経過しないと診断結果が出ないので、いったん外出して時間をつぶして、晴れて先生の診察を受けることになりました。
【参考例】40代前半男性の精子力
はたして、40代男性ハタナケの精子力はどうだったか。
精液検査報告書はこちらになりました。
画像では見づらいかと思うので、表に書き写しました。
↓ ↓ ↓
40代前半男性・ハタナケ | WHO(2010年)の基準 | WHO(2021年)の基準 | |
精液量 | 3.5ml | 1.5ml以上 | 1.4ml以上 |
精子濃度 | 7300万/ml | 1,500万以上 | 1,600万以上 |
総精子数 | 2億5550万 | 3,900万以上(未満なら乏精子症) | 3900万以上 |
精子運動率 | 68.4% | 40%以上(未満なら精子無力症) | 42%以上 |
正常形態精子率 | 30%以上 | 4%以上(未満の場合は奇形精子症) | 4%以上 |

あなたの精子力に問題はありません 年相応の結果となりましたね
日頃から筋トレして亜鉛を含んだマルチビタミンサプリを摂っていたので自信はあったのですが、やはり、結果を受けるまで不安はぬぐえませんでした。
精子力は体調に左右される セカンドオピニオンも重要

【注意】牛の医師はダメです
今回の結果はWHO基準をすべてクリアしましたが、毎回検査しても精子力の数値が同じになるとは限りません。
例えば、睡眠不足のまま検査すると、精子運動率や精液量が足りなくなることもあります。職場でストレスにさらされ続けていると、WHO基準を下回っても不思議ではありません。
なので、たった1回の診察結果がその人の精子力を決定づけるものではないことを改めて申し上げておきますし、体調(体力)や心の在り方次第で、40代からでも精子力を上げることは可能です。
診察機関を変えて再度診察を受けるセカンドオピニオンをやるだけでも、精子力の結果は変わるので焦らない様にしたいものです。
ブライダルチェックの料金と保険適用について
ブライダルチェックの費用ですが、保険適用できるクリニックもわずかにありますが、自費診療扱いの機関がほとんどです。
また、ブライダルチェックの費用が各クリニックによってまちまちなので、公式サイトで料金と診察範囲をしっかり確認しましょう。
精液検査 | 性感染症検査 | |
福岡 MRしょうクリニック | ¥10,000 | ¥20,000 |
大阪梅田紳士クリニック | \10,000 (2回目以降¥6,800) |
¥50,000 |
東京 エスセットクリニック | ¥22,000 (HIV検査含む) |
\35,000 |
さっぽろARTクリニック | ¥310(保険適用) | ¥6,000 (精液検査含む) |
【社会的課題】全国的に男性不妊の専門医は少ない

老若男女が訪れていました
男性不妊に対応できる専門医師は全国的に不足しており、都道府県ごとで平均50名以下です。
男性不妊の専門・エスセットクリニックの見解によれば、以下の理由で専門医が不足しているのだそうです。
↓ ↓ ↓
●研究が不足すれば設備環境も医師も育たず、PR活動も不足する
↓ ↓ ↓
●PR不足だと世間の認知が高まらず、「不妊は女性側の問題」に固定されがち

画像引用元:サワイ健康推進課より 2017年WHO調査から
身体を鍛えることもせずに呑んだくれて食生活も乱れたら、確実に精子力は弱まり妊活自体が厳しくなります。
40代から子供をもし望むのなら、その在り方でいいわけがないですよね。
まとめ
ここで、厚生労働省発表の医療保険部会で行われた議論の一文を抜粋してお届けします。
男性は不妊治療に対する意識が低く、抵抗感があるため、検査を受けるタイミングが遅いという指摘もある。
男性が早期に検査を受けることを促すような仕組みづくりもできたらよい。
大事なコトなので繰り返しますが、40代から本気で子供を望むのなら、ブライダルチェックは女性に対する最低限のマナーです。
40代というだけで精子力は下がっていますし、性感染症の疑いもゼロとは言えません。
命を削って子供を産んでくれる女性のためにも、健康で元気な子供を授かる可能性を高めるためにも、男性は目を背けてはならないのです。今一度自分にも戒めておきます。
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