ジェンダー平等が広まる令和においても、昭和的価値観が抜けずに女性と接している40代未婚男性は多いのではないでしょうか。
このような古い価値観が抜けずにお相手女性の年齢にこだわりを持っている男性は多いです。
数年前の私も同じでした。。
結論から言うと、若い女性を選べば妊娠できるわけではなくて、子供を授かれない不妊の原因は男性側にもあるんですよね。
40代からの婚活において男性不妊の事実を分かっていないと、仲人や婚活女性からの共感が得られずに、成婚の道がさらにハードモードになります。
男性不妊の原因3つを、まずは知ってほしい
男性不妊の専門クリニックの発信を参照して不妊の現実を記していきます。
参照リンク先から40代男性に知ってほしいテキストを抜粋しました。
個人差はありますが、35歳になると、卵子の数は1~3万個になると言われています。男性も女性も年齢を重ねると自然妊娠の確率は、どんどん低くなっているのが現実と言えます。
さて、男性の生殖機能のどんなところに問題があると、男性不妊といわれるのでしょうか。
一般的には、年齢を重ねていくことによるED(勃起障害)が挙げられますが、染色体異常や遺伝的な要素が複雑的に絡むので断定できないものです。
専門クリニックでは、主に下記3つのポイントに注意を払って検査を行い、患者と相談しながら適切な治療を行っていきます。
◆勃起や射精がうまくいかない性機能障害
◆精子がスムーズに通らない精路通過障害
【造精機能障害】正しく精子がつくれない
造精機能障害とは、「元気な精子を十分に作ることができない」状態を指しており、男性不妊に一番多い要因ともいわれています。
この症状は、個人の体質に左右されるものではなく、誰にでも訪れる加齢からの避けがたい事実なんですね。
参考までに、2010年WHO(世界保健機構)が定めた男性不妊につながる3つの基準を記しておきます。
WHO(世界保健機構)基準値 | |
◆精子運動率 (精液の中でどれだけ元気に動き回っているか) |
40%以上 |
◆精液量 (射精した精液全体の量) |
1.5ml以上 |
◆精子濃度 (精液1ccあたり精子が何匹いるか) |
1ml/1,500万匹以上 |
男性不妊の専門クリニックでブライダルチェックを受けると、造精機能障害に当てはまっているか、診察結果表で確認できます。
【性機能障害】勃起や射精がうまくいかない
性機能障害とは、不安やストレスが原因となって、勃起できなかったり性行為中に射精できない症状を指します。
2016年発表の全国調査によれば、男性不妊の13.5%が性機能障害を患っているそうです。

医師の指示日に性行為しなきゃと思うと、なんだか萎えるよな…

お互いに高齢だから、はやいうちに子づくりしないと…
睡眠不足・過度の飲酒・運動不足などの不規則な生活習慣が性機能障害を引き起こす場合もあれば、パートナーとの不仲・性行為しなきゃという重圧も引き金となります。
【精路通過障害】精子が出てこれない

画像引用元:エス・セットクリニック公式サイトより
精路機能障害とは、精子を作ることは問題ないのに、精路が何らかの理由で塞がれてしまう状態を指しています。
厚生労働省による全国調査では、男性不妊の3.9%が精路通路障害だそうです。
精液の量が少ないという一点をのぞけば、痛みなどの自覚症状がないために、発見が遅れる傾向にあります。
女性に子供をのぞむことを安易にに考えていないか
自分の子供は欲しいという本音がありながらも、パートナーとなるべき女性が子供を望まない生き方だった場合、どのように答えるか考えました。
結論は、〝自分の子供をのぞまない〟です。
高齢出産の定義である35歳以上の女性が子供を望んでいる場合、私の答えは〝気持ちが続く限りいっしょに妊活を頑張る〟です。
このような結論に至ったのは、40代未婚男性と20代30代前半の女性がマッチングしづらい現実をIBJ成婚白書データで知っていたからです。
ご成婚されたお相手との「年齢差」では、男性は年齢が若いほどお相手との年齢差が小さく、年齢を重ねるごとに自身よりも若い(年齢差が大きい)お相手と成婚されており、女性は全体的に3~5歳差のお相手と成婚されていることが分かります。
統計データを参考として現実的に考えれば、アラフォー未婚男性とマッチングしやすい女性は同年代のアラフォーです。
命を削って子供を産んでくれる女性のことを考えれば、安易に望んではいけないのだと個人的に思うのです。
まとめ
男性不妊の事実を知ったうえで、お相手女性との気持ちが一致して子供を授かりたいと思うのなら、男性もブライダルチェックを検討すべきです。
ブライダルチェックは女性だけが受けるものではなく、男性専用の検査・診察があります。
結果次第で子供を明らめて二人だけの人生を歩むかもしれません。
結果次第で子作りを頑張ってみようとお互いに意識を高めあえるかもしれません。
パートナーと幸せな人生を共に歩み続けるために、漢としてのケジメを備えておきたいものです。
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